トラディショナルタイマッサージ鳴海


 

■ 2005年04月26日

4/24(日)

昨日今日と僕の母が同窓会で上京していた。僕の母は北海道の北見と女満別の間の美幌町の中学出身なのだが、その中学では本州に渡った卒業生の為に5年に一度東京でも同窓会が開かれる。僕の母は父が亡くなる6年前までは父の商売の借金と世話とに追われる毎日で同窓会に出席する余裕など無かった。母が出席するのは去年の釧路で行われた同窓会に次いで二度目だった。今回の東京同窓会で母はかつての親友と50年ぶりの再会を果たした。母の親友は50年前のある日、借金のため家族丸ごとで夜逃げをした。消息不明だった母の親友は母が結婚して僕が生まれてからは母に会いたくて何度も連絡をよこして来ていた。しかし今度は僕の母の方に余裕が無くなってしまい、母はそれを無視し続けていた。母の親友は結婚後すぐに離婚し、一人で小さなスナック店を経営しながら子供を育て上げていた。母と母の親友は再会を心より喜び合った。「同窓会に出れるって言うことは、今が幸せだって言うことだ。」と昨晩二人は定義し、互いに何度も同意しあっていたようだった。類は友を呼ぶ。僕の母の周りには苦労のつくだ煮みたいな人がいっぱい集まってくる。僕は母と母の友人の話を聞くのが大好きだ。
投稿者 narumi : 2005年04月26日 23:24 | トラックバック
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