トラディショナルタイマッサージ鳴海


 

■ 2005年03月02日

3/02(水)

クレール・ドゥニ監督の パリ、18区、夜。 という映画をビデオで見た。パリ18区は満足な権利を与えられていない外国からの移民が多く住み着いている地区で、東京で言えば大久保のような所なのかも知れない。蔑まれ酷使され続けでもそれを決して受け入れ続けない若い東欧の女性と、犯罪に手を染めながら夜の蝶を続けるアフリカ系ゲイ男性の物語だった。法を犯す者たちの側に立った視点で丁寧に作られた映画だった。自分達を守る法は確かにあるが個人としては慎ましやかな生活を送るパリ市民達と、法の恩恵を受けることは殆ど出来ないが奔放な暮らしぶりの移民犯罪者達。見終わった後、釈然としないモヤモヤとした気持ちが随分と残る映画だった。正義と犯罪の根本について考えさせられる気がした。ものすごく面白かった。また是非見たい映画だと思った。
投稿者 narumi : 2005年03月02日 20:29 | トラックバック
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