トラディショナルタイマッサージ鳴海


 

■ 2005年04月01日

スリランカ日記2

ハットンのバスターミナルではすぐにコロンボ行きのインターシティバスが見つかった。車体は日本の中古のマイクロバスだがインターシティはコロンボまでノンストップで3時間半。オンボロだけどエアコンもガンガンに効いていて非常に快適だ。迷わず乗り込みすぐに出発となった。
ノンストップと思われたバスは途中3回ほど運転手の都合で停車した。一回目は道端に自分の知り合いを見つけたようで世間話をしに。二回目は沢の脇にバスを止め車掌に自分のペットボトル水筒に飲み水を充填してくるよう命じていた。
そして運命の三回目は走り知り始めてから約一時間後、道端で警察に捕まっている知り合いを目撃してしまったようで、下り坂で茶畑の崖上の路肩にバスを緊急停車させ警察と知り合いとの話し合いに入り込んで行った。反射神経は良さそうだが集中力に欠ける運転手さんだと思った。
またか!&まだかよ〜!と満員の乗客一同とバスの中で待っていたら、突然サイドブレーキが切れてバスが坂を下り始めた!それと同時に後方から追い越そうとして来た大型バスの後部に僕の乗っているマイクロバスの右前部が、ガーンという衝撃音と共に結構派手に接触してしまった!それからすぐに助手席に乗っていた乗客が運転席に座ってサイドブレーキを引き直し再停車となった。そのまま進んでたら崖下の茶畑にバスごと転落してたかも知れない。
マイクロバスの運転手は大型バスの運転手にこっぴどく叱られていた。マイクロバスの右前部の運転席のドアは壊れ閉まらなくなってなってしまった。これではこの先進むことが出来ない。大型バスが接触した左後部には傷が付いただけで運行には支障がなさそうだった。大型バスもコロンボ行きだった。でも既に満員だ。
どうするのかな〜&嫌な予感がするな〜と思ってたら案の定、その満員の大型バスにマイクロバスの乗客のほとんどが無理無理に乗り込まされるハメとなってしまった。大型バスの車内はラッシュ時の山手線のようにギュウギュウ詰めとなった。バスはその状態で茶畑山岳地帯のグネグネ道を遠慮無しにブッ飛ばして行く。車酔いし易い僕は過呼吸気味になり手が痺れ何度も吐きそうになっていた。大型バスはインターシティよりも遅い普通のバスでコロンボへは事故が起こった場所から3時間半後に到着した。
ありがたい仏歯を拝んだ直後だったと言うのに、久々にものすごく辛い経験を積んでしまった。 なんか余計に悔しい気がした。

投稿者 narumi : 2005年04月01日 23:46 | トラックバック
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